Top > ツアー報告一覧

　天城の森に行ってきました。天候にも恵まれ、とてもいいツアーになったかと思います。
ブナの新緑をはじめとした木々の新緑。それとシャクナゲがちょうど良い時期でした。ヤマフジやアセビの花も見ることが出来ました。
ただ，天城のブナ林はとても美しいのですが、どんどん、アセビが伸びてきていて、ブナが倒れた後には、ブナの子供ではなく、アセビが繁茂していて、この森も今かわろうとしているんだなということが実感し，ちょっとさみしい感じもしました。
ツアーは一日目は丸山に入りました。こちらで、一番大きなブナ幹周り5.8ｍがある場所です。なかなかの風格で、足場もそれほど悪くないので、自由に歩きまわって楽しむことができました。
二日目の朝がとても感動的でした。朝315に宿を出て、現地に4時ぐらいに着いたのですが、もちろんまだまっくら。ブナ林のなかで日の出を待ちます。森の端がうっすらと明るくなってきて、ちょうどそこに霧が入り、とても感動的な夜明けでした。なんども、朝日が上がるところは見ていますが、霧の中、ブナ林のなかで迎える朝はとても感動できでした。僕も初めての経験でした。こんな、幽玄な世界があるんだととても感動しました。曽我さんも、なんどもこの場所に行っているけど、こんな霧の中の日の出は初めてだと話されていました。ただ、とても寒く、体感温度は風もあったので多分5度ぐらい。この時期としてはちょっと、きつい温度でした。宿に戻って、朝食を済ませ、ツジ峠へ。ちょうど、シャクナゲがあちこちだ咲いていて、芽吹いたブナの新緑と、シャクナゲの花の美しさが気持ちいいコントラストを作っていました。ギンリョウソウもあちこちで顔を出していて春を告げています。ブナのこともど何とか見つけることが出来るのですが、鹿の害がこちらも深刻で全部食べられてしまうみたいです。
3日目は、皮子平へ。初めての方は大きなブナ林とヒメシャラがたくさんある皮子平へハイキングに。他の人は、車を降りたまわりがシャクナゲだらけだったので、シャクナゲの撮影に熱中していました。午後1時ぐらいに現地を終了し、山を降りてきました。
なかなか、体験できない天城の山中で、とても感動的な3日間を体験できました。